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ネット安全2026/10/25

【まとめ】シェミハザと振り返るネット安全(10/19〜10/24)見破りクイズ4問付き

今週の5本は、止まる場所がそれぞれ1つに決まっていました。親のスマホへの詐欺電話は「お金の話が出たら切る」、氏名入りのメールは本物と決めつけない、銀行の自動音声は一度切ってかけ直す、「今すぐ更新」の通知は開かない、ハガキの番号には連絡しない。エンジニア向け5件の続報(KEV掲載とNVDの状態)も、クイズ4問付きでまとめます。

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こんにちは!守護者(センチネル)、シェミハザです。10月19日から24日までの1週間を振り返ります。

この1週間の「ネット安全」— 5つの止まる場所

今週扱った5つの止まる場所

10/19 親のスマホへの詐欺電話|警察庁推奨アプリは無料・累計221万DL、それでも警告が出ない電話は来る

警察庁が2026年10月2日に公表した、令和8年8月末までの特殊詐欺の認知・検挙状況(暫定値)が題材です。認知件数は29,687件(前年同期比+14.4%)、被害額は約2,360.7億円(+33.2%)で、同じ資料に警察庁推奨アプリの累計ダウンロード数は2,214,500件と載っています。
このアプリが実際に何件の被害を防いだかは、警察庁の資料に書かれていません(ダウンロード数だけです)。
だから、親のスマホにアプリを入れたうえで、警告が出なくても「お金」「カード」「暗証番号」の話が出たら電話を切ってください。迷ったら #9110 です。

10/20 情報漏えいが相次ぐ今|氏名入りのメールでも本物とは限らない

国家サイバー統括室が2026年10月14日に公開した、9つの機関の注意喚起をまとめたページが題材です(各機関の公表日は10月7日から13日)。フィッシング対策協議会は10月19日の9月の報告で、受信者の氏名が書かれたフィッシングメールが確認されていると書きつつ、各漏えい事故との関連性は不明としています。
その氏名が今回の漏えいで盗まれた情報から作られたのかどうかは、公表資料から分かりません。
だから、「名前が合っているから本物」とは考えず、リンクは押さずに、公式アプリか自分で開いた公式サイトから確かめてください。

10/21 銀行を名乗る自動音声が会社にかかってきたら|「PC環境の更新が必要」は詐欺

警察庁が2026年10月13日に発表した、ベトナムとの国際共同捜査(ベトナムで被疑者7人が検挙)が題材です。警察庁は、令和8年5月から遠隔操作ソフトをインストールさせる新しい手口の被害が急増したとも書いています。
令和8年7月以降の被害件数や金額は、確認できた公表資料にありませんでした(上半期=6月末まで)。
だから、番号は押さず、一度切って、銀行の営業店か代表電話に自分からかけ直してください。

10/23 大きな更新が続いた週に|「今すぐ更新してください」の通知は開かない

フィッシング対策協議会が2026年10月19日に公開した9月の月次報告が題材です。アプリの更新や申請手続きをよそおい、不正アプリのインストールへ誘導するメールが急増していると書いています。
今週のChromeなどの更新に便乗した偽通知が実際に出回っているかは、公的機関の報告を見つけられませんでした。「大きな更新が続く時期は便乗されやすい」というのは、当サイトの見方です。
だから、更新はメール・SMS・ポップアップのリンクからではなく、設定画面か公式ストアから自分で行ってください。証明書のエラーが出たら進まず、閉じます。

10/24 「最終確認通知書」のハガキ|連絡せず無視する

国民生活センターが2026年10月20日に公表した、「国民生活センター」名義のニセのハガキへの注意喚起が題材です。「訴状申請された」「給料や財産の差押さえ」と書いて不安をあおりますが、国民生活センターは、このようなハガキを送ることは絶対にないと明言しています。
何通届いたか、被害があったかは、公表ページに書かれていません。
だから、ハガキの電話番号には連絡せず、無視してください。不安なときは消費者ホットライン 188 です。

エンジニア向け:この1週間のセキュリティアラート(10月25日時点の続報つき)

5件を扱いました。CISAのKEV(悪用が確認された脆弱性のカタログ)に載っているのは、BeyondTrust・Fortinet・SiteGuardの3件で、PHPの2件は載っていません(2026年10月23日版のカタログ(1,756件)で、記事に出てきたCVEをすべて確認しました)。NVDに載るCISAの評価(SSVC)でも、3件は悪用状況が「active」、PHPの2件は「none」でした(2026年10月25日に取り直し)。5件ともNVDの状態は「Analyzed(分析済み)」です。
ただし、KEVに載っていないことは、悪用されていない証拠ではありません。また、各製品の修正版や緩和策は、この記事では取り直していません。対処は、それぞれの記事を確認してください。

【緊急】BeyondTrust Remote Support CVE-2026-102764(CVSS v4.0: 9.3 CRITICAL)— 8月下旬から悪用、KEVは10月16日に追加

NVDの状態は「Analyzed(分析済み)」です。記事に表示したv4.0の9.3に加えて、NISTがCVSS v3.1で9.8(CRITICAL)を付けています。CISAの評価は、悪用状況がactive、自動化がyes、技術的影響がtotal(全面的)です。
対処は変わりません。パッチ「BT26-05-RS」を適用し、自社で運用している機器は侵害されたものとして調べます。

【緊急】Fortinet FortiOS・FortiProxyなど CVE-2025-61624(CVSS v3.1: 6.5 MEDIUM)— 悪用確認済み、KEVは10月16日に追加

NVDの状態は「Analyzed(分析済み)」です。記事に表示した6.5はNISTが付けたv3.1の値で、Fortinet自身は6.0(MEDIUM)を付けています。CISAの評価は、悪用状況がactive、自動化がno、技術的影響がtotalです。
対処は変わりません。FortiOS 7.6は7.6.5以降、7.4は7.4.10以降へ更新します。

【緊急】SiteGuard Server Edition CVE-2026-106931(CVSS v4.0: 8.5 HIGH・JPCERT/CC評価)— 悪用確認済み、KEVは10月20日に追加

NVDの状態は「Analyzed(分析済み)」で、最終更新は10月21日です。評価を付けているのはJPCERT/CC(v4.0で8.5、v3.0で7.8)だけで、NISTのスコアは付いていません。CISAの評価は、悪用状況がactive、自動化がno、技術的影響がtotalです。
対処は変わりません。Ver8.00 Update5へ更新します。更新すると攻撃の痕跡が消える可能性があるため、先に診断情報を保存してください。

【緊急】PHP CVE-2026-109618・CVE-2026-109619(CVSS v4.0: 9.2が2件)— KEV未掲載、NVDは分析済み

KEVには、10月23日版のカタログにも載っていません。CISAの評価は、2件とも悪用状況がnone(確認なし)、自動化がno、技術的影響がtotalです。NVDでは、NISTがCVSS v3.1で、CVE-2026-109618に9.8(CRITICAL)、CVE-2026-109619に8.1(HIGH)を付けています。v4.0の9.2は、採番元のPHPセキュリティチームの値で、版が違うので数字が違っても矛盾ではありません。
対処は変わりません。8.5.12/8.4.27/8.3.36/8.2.35へ更新します。

今回の見破りクイズ — 力試し4問

この1週間の記事を読んでいれば見破れるはずです。前半3問はご家族と、最後の1問は仕事仲間と一緒にどうぞ。

🛡シェミハザの見破りクイズ

親のスマホに、警察庁推奨の詐欺電話対策アプリを入れました。ある日、アプリの警告は出ないまま、知らない番号から「警察です。あなたの口座が犯罪に使われました。キャッシュカードを確認します」と電話がかかってきました。いちばん確かな対応はどれでしょう。

🛡シェミハザの見破りクイズ

会社の電話に、「○○銀行です。ネットバンキングを利用している方は1番を押してください」という自動音声がかかってきました。1を押すと人の声に代わり、「PC環境の更新が必要です。手続きのため、メールアドレスを教えてください」と言われました。いちばん確かな対応はどれでしょう。

🛡シェミハザの見破りクイズ

ポストに、「国民生活センター」名義の「最終確認通知書」というハガキが届きました。「未納料金で訴状申請された。連絡がなければ出廷となり、給料や財産の差押さえをされた例もある」と書かれ、050で始まる電話番号と整理番号があります。いちばん確かな対応はどれでしょう。

🛡シェミハザの見破りクイズ

PHP 8.4.26 を動かしています。10月21日に、認証なしでリモートコード実行につながる2件(CVSS v4.0: 9.2)が8.4.27で修正されました。10月25日時点で、2件ともCISAのKEVには載っていません。読み方として、適切なのはどれでしょう。

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この1週間の記事一覧

参考リンク / References

家族に送るならこの3行

  • ▸「お金の話が出た」「番号を押して」「今すぐ更新して」「連絡しないと差押さえ」と言われたら、その場で一度止まって。今週扱った5つの手口は、どれも止まる場所が1つに決まっていました。
  • ▸電話もメールもハガキも、相手が教えた番号やリンクは使わず、自分で公式を開いて確かめて。銀行なら代表電話に自分からかけ直します。
  • ▸迷ったら、一人で決めず自分から相談して。警察相談専用電話 #9110、お金の支払いや契約のことは消費者ホットライン 188(局番なし)へ。(#9110、188は日本国内の番号です)

困ったときは

「しまった!」と思ったら、落ち着いて順番に対処すれば大丈夫です。恥ずかしいことではありません。

お金を払ってしまった・請求で困っている → 消費者ホットライン 188(局番なし)
詐欺や犯罪かもしれない・相談先が分からない → 警察相談専用電話 #9110
アカウントを乗っ取られた・怪しいものを開いてしまった → 下の「被害別・緊急対応ガイド」に症状別の手順があります。

参考リンク / References
🚨 「しまった!」と思ったら、今すぐこちらへ

被害に遭った直後・遭ったかもしれない時のための、状況別の緊急対応ガイドです。落ち着いて、上から順に対処すれば大丈夫です。

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