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ネット安全2026/09/18

【身に覚えのない送金】決済アプリから勝手にチャージ・送金される手口|警察庁が9月18日に挙げた3つの入り口

警察庁が2026年9月18日、不正アプリでキャッシュレス決済が遠隔操作され不正送金される被害を公表しました。自分は何も操作していないのに残高が消えます。入り口は3つで、どれも「アプリを入れる」ところから始まります。

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こんばんは。守護者(センチネル)のシェミハザです。

2026年9月18日、警察庁が「サイバー警察局便り」で、不正アプリによる不正送金被害を公表しました。

不正アプリを入れてしまったことで、キャッシュレス決済サービスが遠隔操作され、勝手にチャージされて送金される——警察庁はこの被害が実際に発生しているとしています。

今日お伝えしたいのは、「自分は何も操作していないのに、お金が動く」という点です。

これまで扱ってきた詐欺の多くは、あなたを騙して、あなたの手で送金させるものでした。今回は違います。警察庁の記載は「キャッシュレス決済サービスが遠隔操作され、不正送金される」というもので、あなたの手を借りずに残高が動きます。警察庁が挙げた被害者の声は、次の3つです。

  • 「アプリをインストールしたらスマホが操作できなくなった!」
  • 「勝手にチャージされて送金された!」
  • 「身に覚えのない送金がある!」

手口の流れ

不正アプリから決済サービスの遠隔操作に至る流れ。入り口の3分類と被害者が気づいたきっかけは、警察庁が2026年9月18日に公表した「サイバー警察局便り」R8 Vol.18 の記載による。

入り口が3つとも「アプリを入れる」で揃っている

警察庁が挙げた3つの入り口は、見た目はばらばらですが、行き着く先が同じです。

SNSの広告、メールやSMSのリンク、SNSで知り合った相手。この3つはどれも、最後に「アプリをインストールしてください」と言ってきます。しかもそのアプリは、有名なSNSやアプリを装っていると警察庁は明記しています。

つまり見分ける場所は、アプリの名前や見た目ではありません。「どこから来た話か」です。自分から公式ストアを開いて探しに行ったのでなければ、それは誰かに連れて来られたアプリだと考えてください。

今日できる自衛策

  • SNS広告やメール・SMSのリンクから案内されたアプリは入れない。 警察庁の対策の1つ目がこれです。入れる前に一度アプリを閉じて、自分で公式ストアを開いて検索し直してください。同じ名前のものが見つからなければ、それが答えです。
  • 公式ストアでも提供元と内容を確認する。 警察庁は「公式アプリストアでも」と書いています。ストアにあるから安全、ではありません。提供元の名前、レビュー、ダウンロード数を見てください。
  • 心当たりのないアプリは直ちに削除する。 これも警察庁の対策です。迷っているあいだも遠隔操作は続きます。
  • スマホにもウイルス対策ソフトを入れ、OSを最新にする。 「パソコンだけ」で止まっている人が多い部分です。
  • 決済アプリの通知をオンにする。 チャージと送金の通知が来る設定なら、残高を見に行かなくても異常に気づけます。警察庁の記載にある「身に覚えのない送金」は、通知があればその場で分かります。
  • 決済アプリのチャージ上限と、銀行口座からの自動チャージを見直す。 上限が低ければ、気づくまでの被害額も小さくなります。

もう入れてしまった・送金されていた場合

  • まず端末をネットワークから切り離す。 機内モードをオンにしたうえで、Wi‑Fiとモバイルデータの両方がオフになっているか画面で確認してください。(Wi‑Fiだけ切ってもモバイル通信は残ります。機種によっては機内モード中もWi‑Fiが復帰します。)

    ただしこれは「端末経由の操作を断つ」ための封じ込めであって、口座や決済サービス側で進む処理まで必ず止まるとは限りません。次の連絡を急いでください。
  • 心当たりのないアプリを削除する。 スマホが操作できない状態なら、次の手順へ進んでください。
  • 決済サービスの事業者へ連絡して、利用停止を依頼する。 できれば感染していない別の端末から、公式のサポート窓口・緊急連絡先へ。停止の受付方法は事業者ごとに違うので、自分が使っているサービスの公式案内を確認してください。
  • 銀行口座と連携している場合は、銀行にも連絡する。 自動チャージが設定されていると、口座から吸い上げられ続けます。
  • 警察に通報・相談する。 警察庁は最寄りの警察署か、各都道府県警のサイバー犯罪相談窓口を案内しています。
  • スマホが操作できない場合は、購入した店舗や通信会社の窓口へ持ち込む。 自力での初期化は、証拠も一緒に消える可能性があります。相談してから決めてください。
🛡シェミハザの見破りクイズ

SNSで知り合った相手から「このアプリで連絡しよう」と案内され、送られたリンクからアプリを入れました。数日後、決済アプリに身に覚えのない送金履歴がありました。最初にすべきことはどれでしょう。

家族に送るならこの3行

  • SNS広告・SMSのリンク・SNSで知り合った人から案内されたアプリは入れないで。入れるときは自分で公式ストアを開いて探し直して。
  • 決済アプリに身に覚えのない送金があったら、まず機内モードで通信を切って、決済会社に利用停止の連絡を。
  • 相談はサイバー犯罪相談窓口か#9110、支払いのトラブルは188。スマホが操作できないときは店舗の窓口へ。

「#9110」は警察相談専用電話で、緊急ではない相談の全国共通番号です。詐欺やサイバー犯罪の疑いがあるときはこちら、または各都道府県警のサイバー犯罪相談窓口へ。

「188」は消費者ホットラインで、お住まいの地域の消費生活センターにつながります。契約や支払いのトラブルはこちらが担当です。

最後に。この手口でいちばん怖いのは、騙されている自覚が要らないことです。

投資話も還付金も、最後は本人が操作します。だから「おかしい」と気づく機会がありました。今回はその機会がありません。アプリを入れた時点で、あとは向こうの都合で進みます。

だからいちばん確実に防げるのは、インストールの直前です。そこで一度アプリを閉じ、自分で公式ストアを開き直す。これで3つの入り口はまとめて弱くなります。

ただし「公式ストアなら安全」ではありません。警察庁も「公式アプリストアでも、提供元や内容をよく確認する」と書いています。提供元の名前・アプリの説明・求められる権限まで見てください。

そしてすでに入れてしまった場合でも、できることは残っています。上の手順で通信を切り、決済事業者と警察へ連絡してください。手遅れではありません。

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