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ネット安全2026/09/07

【見分け方】「○○Payで返金します」は詐欺です|1,000円が1,200円で戻ってきても信じないで

国民生活センターが2026年8月17日に速報を公表しました。被災地支援をうたうSNSのDMから誘導され、コード決済で「購入額より多く返金される」と言われる手口です。最初の少額は本当に戻ってきます。決め手は「買うほど増える」が成立しないことです。

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こんにちは!守護者(センチネル)、シェミハザです。

国民生活センターが2026年8月17日、速報として注意喚起を公表しました。令和8年熊本地震に便乗し、被災地支援をうたうSNSのダイレクトメッセージ(DM)から誘導されて、コード決済(○○Pay)の詐欺にあったという相談が寄せられている、という内容です。

先に結論をお伝えします。決め手はひとつです。

「買うと、購入額より多く返ってくる」という話は、成立しません。買えば買うほど手元のお金が増えるなら、その相手は何で稼いでいるのでしょうか。そこが説明できない話に、お金を出す理由はありません。

国民生活センターも、はっきりこう書いています。「『○○Payで返金します』と言われたら詐欺を疑ってください!

手口はこう進みます

コード決済(○○Pay)返金詐欺の5段階(国民生活センターが2026年8月17日に公表した相談事例をもとに作成)
  • きっかけは、フォローしている店のDM。 事例では、SNSでフォローしていた飲食店のアカウントから「指定のwebサイトで商品を購入すると、被災地に寄付ができ、さらに購入額より多い金額がコード決済で返金される」というDMが届いています。見覚えのあるアカウントに見えるところが厄介です。偽アカウントについては、事業者自身が注意を呼びかけている場合があります。
  • LINEへ移される。 DM内のリンクからLINEへ誘導され、友だち登録するとグループに参加させられます。「SNSのDMから始まって、途中でLINEに切り替える」のは、国民生活センターが手口として挙げている流れです。
  • 最初は本当に返ってくる。 事例では1,000円分の商品購入をコード決済で支払い、1,200円分がコード決済で返金されています。2回目からはコード決済のアプリ画面だけでやり取りするよう指示され、同じように支払額より多い金額が返金されました。
  • まわりも「返ってきた」と言う。 グループの別の参加者からも「返金を受けた」というメッセージが入り、信用できると思ってしまいます。
  • 金額が大きくなった回で、止まる。 複数回繰り返したあと10万円をコード決済で支払い、返金がありませんでした。さらに「15万円を決済したら10万円も返金する」と連絡が来ましたが、この方は不審に思って決済を止めています。

なぜ、途中まで本当にお金が戻ってくるのか

この手口が怖いのは、③と④が本物だからです。

「詐欺なら最初からお金を返さないはずだ」という私たちの常識を、逆手に取っています。1,000円が1,200円で戻る。その200円をあなたに10万円を出させるための費用と読むと、この順番の意味がつながります。数百円を先に渡して、桁がふたつ大きい金額を引き出す形になっているからです。

④のグループの書き込みも同じ役割です。知らない参加者が本物の利用者だという保証はどこにもありません。信用させるためにそう書いている、と考えてちょうどよいくらいです。

だからこそ、「実際に返ってきたかどうか」を判断材料にしないでください。返ってきたことは、正しさの証明にはなりません。判断は、金額が動く前の一点で決めます。買うほど手元が増える話は成立しない、それだけです。

災害のあとは、特に狙われます

国民生活センターは「地震発生後は便乗した詐欺的トラブルや悪質商法が多数発生します」と書いています。「被災地の力になりたい」という気持ちが、判断を急がせるからです。

あわせて覚えておきたいことがあります。自治体や公的機関が、各家庭に直接電話をかけて寄付や義援金を求めたり、個人情報を聞いたりすることはありません。そういう連絡があったら、いったん電話を切って、その機関へ自分から確認してください。

寄付そのものをためらう必要はありません。募っている団体の活動状況と使途を自分で確認し、納得してから寄付する。口座に振り込むなら、振込先の名義を必ず見る。それで十分に防げます。

今日からできる見分け方

  • 「購入額より多く返金される」と言われたら、そこで終わりにする。成立しない話なので、理由を聞く必要もありません。
  • 「○○Payで返金します」は、国民生活センターが名指しで挙げている赤信号。言われた時点で詐欺を疑ってください。
  • 知っているお店からのDMでも、アカウントは確かめる。偽アカウントの可能性があります。支払う前に、その事業者の公式ホームページで確認してください。
  • DMからLINEへ移されたら、そこが切り替わり地点。やり取りの場を変えさせるのは、手口として報告されている動きです。
  • おかしいと思った時点で、連絡を絶つ。途中まで応じてしまっていても構いません。国民生活センターも「もし最初は気付かなかったとしても、おかしいと思った時点ですぐに連絡を絶つように」と書いています。
  • 個人情報は伝えない。金銭を要求されても支払わない。この2つは、どの段階でも守れます。
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家族に送るならこの3行

  • 「買うと購入額より多く返金される」は詐欺です。最初の1,000円が1,200円で戻ってきても、それは信用させるための費用です。
  • 「○○Payで返金します」と言われたら、そこで連絡を絶ってください。知っているお店からのDMでも、偽アカウントのことがあります。
  • 困ったら、消費者ホットライン188、警察相談専用電話#9110。払ってしまったら、まずコード決済の会社と警察へ連絡してください。

困ったときの相談先

もう支払ってしまった場合は、順番が大事です。国民生活センターは「すぐにコード決済サービス事業者に申し出るとともに、警察に相談してください」としています。使ったコード決済アプリの運営会社へ連絡するのが最初の一手です。

消費者ホットライン:188(局番なし。「いやや!」と覚えます。最寄りの市区町村や都道府県の消費生活センター等につながる全国共通の3桁番号です)

警察相談専用電話:#9110(最寄りの警察の相談窓口につながる全国共通の番号です)

少しでも不安を感じたら、金額が小さいうちでも相談して構いません。一人で判断しないことが、いちばんの防御です。

今日の見破りクイズ

🛡シェミハザの見破りクイズ

LINEのグループで「指定のサイトで1,000円買えば1,200円をコード決済で返金する」と言われ、実際に2回とも多い金額が返ってきました。グループの他の参加者も「返金された」と書いています。次は「10万円で12万円返す」と勧められました。どうしますか?

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