Microsoft SharePoint Server の複数のバージョンに、未認証のリモート攻撃者による情報窃取やリモートコード実行 (RCE) を可能にする深刻な脆弱性(CVE-2026-55040、CVE-2026-63520)が発見されました。これらの脆弱性は2026年8月11日に発表された月例セキュリティ更新プログラムの一部として修正されており、既に攻撃が観測されているため、緊急の対応が求められます。
今すぐ行う対策
- ✓Microsoft が提供する2026年8月のセキュリティアップデートを、影響を受けるすべての SharePoint Server に直ちに適用してください。
- ✓公式情報で確認できる回避策(存在する場合)を適用し、一時的なリスクを軽減してください。
- ✓システムログやネットワークトラフィックを監視し、侵害の兆候がないか確認してください。
脆弱性の概要と影響範囲
今回報告された脆弱性は、Microsoft SharePoint Server Subscription Edition、SharePoint Server 2019、および SharePoint Server 2016 に影響を与えます。CVE-2026-55040 は CVSSv3.1 スコア 9.1(高)と評価されており、未認証のリモート攻撃者が選択したユーザーのアイデンティティを取得できる可能性があります。 また、CVE-2026-63520 は CVSSv3.1 スコア 8.1(中)ですが、同様に情報窃取に加え、リモートコード実行 (RCE) を可能にする重大な影響を及ぼします。 これらの脆弱性は、攻撃者によって悪用されると、SharePoint環境の完全な制御を奪われたり、機密情報が漏洩したりする危険性があります。
具体的な影響・攻撃シナリオ
これらの脆弱性が悪用された場合、攻撃者は認証されていない状態で SharePoint Server にアクセスし、ユーザーのアイデンティティを偽装してシステム内の機密情報にアクセスできる可能性があります。 特に CVE-2026-63520 の場合、攻撃者はリモートから任意のコードを実行できるため、Webサイトの改ざん、データの破壊や窃取、さらにはバックドアの設置による永続的なアクセス権の確保など、広範囲にわたる深刻な被害が発生する恐れがあります。 実際に攻撃が観測されていることから、早急な対策が必須です。
対応手順と確認方法
Microsoftより提供されている2026年8月の月例セキュリティ更新プログラムを適用することが最も重要な対策です。適用後、SharePoint Server が最新の状態になっていることを確認してください。Windows Update や Microsoft Update Catalog を利用して、関連する更新プログラムをダウンロード・インストールしてください。更新が完了したら、システムが正常に動作しているか、およびセキュリティログに異常なアクセスがないかを確認してください。
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