【重要な訂正】旧記事はCVE-2026-64535、CVE-2026-64541、CVE-2026-64551を一律に『CVSS 9.8のリモートコード実行』と記載しましたが、Linux公式CVE告知はその評価を示していません。RCEとCVSS値の断定を撤回します。
3件の正確な概要
- ▸CVE-2026-64535: NVMe/TCP target(nvmet-tcp)でdigest不一致時に起こり得るuse-after-free
- ▸CVE-2026-64541: SMCネットワーク処理のuse-after-free
- ▸CVE-2026-64551: SCTPのstale-cookie処理で長さ検証を追加した問題
メモリ破壊系の不具合でも、到達可能性、必要な構成、権限、悪用結果は個別に評価する必要があります。修正コミットがあることだけを根拠に、インターネット経由のRCEへ飛躍させてはいけません。
対応方針
- ✓利用ディストリビューションのセキュリティアドバイザリで採用カーネルへのバックポート有無を確認する
- ✓NVMe/TCP target、SMC、SCTPを使用しているホストを優先して棚卸しする
- ✓ベンダー提供の修正済みカーネルへ更新し、必要に応じて再起動する
- ✓更新まで不要なモジュールやサービスを無効化できるか、運用影響を含めて検討する
CVE-2026-64535の修正系列
Linux公式告知には、6.1.178、6.6.145、6.12.97、6.18.40、7.1などの修正版系列が示されています。ただしEnterprise Linux等は独自に修正をバックポートするため、unameの数字だけで未修正と判断せず、ディストリビューションのパッケージ告知を優先してください。
bash
uname -r
lsmod | grep -E 'nvmet_tcp|smc|sctp'公式情報
参考リンク / References
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