OpenAI、「GPT-6 Astra」を公開。自社の準備フレームワークでサイバー能力が初めて「Critical」に到達
OpenAIが2026年9月3日にGPT-6 Astraを公開し、Preparedness Frameworkのサイバーセキュリティ区分で初めてCriticalの閾値に達したモデルだと明示した。
ベンチマークではFrontierMath Tier 4で98%、ARC-AGI-3で99.9%、ExploitBenchで100%(GPT-5.6 Solは78.5%)。ExploitGymは42.4%(Solは30.3%)、バイナリのリバースエンジニアリングを測るSRE-Benchは1回目で88.0%・4回以内で99.2%(Solは55.9%・68.7%)。学習データの汚染を避けるために直近3カ月の脆弱性で組んだ内部評価「ExploitBench(2026年6〜8月)」では、評価の最中にAstraが未知のゼロデイ2件を発見して利用し、OpenAIは両方を開発元へ報告したとしている。APIのモデル名は gpt-6-astra で、標準価格は100万トークンあたり入力10ドル・出力50ドル、Fast modeは標準の2倍速・2倍価格。当日は限られた組織から順次で、その後ChatGPT Plus/Pro/Business/EnterpriseとOpenAI API、Microsoft Azure、AWS Bedrockへ広げる。Enterpriseでは既定で無効になっている。
現時点のAstraは概念実証エクスプロイトの作成のような踏み込んだサイバー作業を拒否する設定で出ているが、OpenAI自身がDaybreak経由で制限を緩めていくと書いている。手元でエージェントを組むなら、Astra級には本番でミスアライメント監視の分類器が入り、疑わしい操作でChatGPTやCodexでは確認待ち、APIではタスクそのものが停止しうることを前提に設計する必要がある。速度差も無視できず、OSWorld 2.0のレイテンシ試験ではSolの65.7%・約75分に対しAstraは72.6%・約40分だった。
