読後の感想–その1[金持ち父さん貧乏父さん]

「金持ち父さん貧乏父さん」の本を最初に読んだのはかれこれ20年くらい前になるんでしょうか。
そう思うと私も大分歳をとり、当時20代の頃を思い出して懐かしい感じがします。
家になぜか私が持っていたものとは違う「金持ち父さん貧乏父さん」が置いてあったのでまた、読み返してみることにしました。

同じ本を読んでも、年齢や背景によって大分感じ方が変わるのだなぁとつくづく思いました。
多分同じ本を読んでも違う感じ方をするかたもいると思うし、私の感じ方は本筋からはもしかしたら全然関係ないことを学んでいたりすのかもしれないと思って、感想文など書いてみようと思いました。

最初の序文で一番大切なことが述べられていると感じます。

「頭の中の考えがその人の人生を作る」

まさしくその通りだなと思います。結局何をするにしても自分の行動の結果でしかないのですから。

第一の教え・金持ちはお金のために働かない

時給10セントで毎週土曜日に働く話から始まるのですが、この話はとても良い比喩だなと思いました。
多かれ少なかれ今の私も含めて大部分の人はこの少年時代のロバートの体験と同じ状況にあると思います。
その状況から抜け出すために、良い給料のところに転職したり、不平不満を漏らしながらも仕事をしていたり。
しかし、本書ではそうなってはいけないということをまず教えてくれています。

人生につつきまわされた時

お金の話に入る前に「ものの見方」「考え方」を教えてくれます。
「人生につつきまわされた時」とは人生に何か問題が発生した時とかって私は解釈してます。
その時にどのように行動するか、どのように考えるのが大事なのかを伝えています。
例として3パターン挙げられています。

  • 何もしない人
    一生安全なことだけをやり続ける人、危険を犯すことを恐れている人
  • 問題を他人のせいにする人
    仕事や上司のせいにする人、自分自身ではなく他の誰かを変えようとする人
  • 人生から教訓を学び先に進む人
    自分自身を変えようとする人、何かを学んでより賢くなろうとする人

もちろん大事なのは「人生から教訓を学び先に進む」ことです。
自分自身を変える方が他人を変えようと頑張るよりも簡単なことだと述べています。
自分を振り返ってみても、耳が痛い言葉ですね。

原因は自分の恐怖、そして欲望

なぜみんなお金を働かせる方法を学ばずに、お金のために働いてしまうのか?
その理由は「恐怖」であると語られています。
具体的には、お金が足りなくなる、やり直したら失敗する、首になるなどなど。
先ほどの人生の問題、お金の問題が、例えば良い仕事に転職したり、昇給したりで解決するかというと解決しないと書かれています。なぜか?
根本的な理由は「自分の恐怖」だからです。

そして欲望もです。「もっとお金があったら」という感情に任せてラットレースを続けてしまうと書いてあります。
ラットレースは「朝起きる」「仕事をする」「支払う」という一連の流れのことですね。
自分の本当の気持ちをみつめ、考えることをせずに、ただ恐怖と欲望によって反応だけすると言われてます。

『いつか恐怖がなくなることを願いながら仕事をしてお金を稼ぐ、それでも恐怖がなくならないから仕事をしてお金を稼ぐ』

感想を書いている自分もまぁラットレースですよね。普通に会社員ですから。
若い時はそうならないと思っていましたが、どっぷりハマってますね。

自分のためになるように心と感情をコントロールする

恐怖や欲望といった感情に、ただただ反応するのではなく、それを観察して考える人間になろうと書かれています。
自分の行動や思考を支配しているのが感情ということを理解した上で、それに対して考えることが必要ということですね。なかなか深いです。今までの習慣を急に変えることができないのと一緒で、上記のように考えるのも意識的に考えるようにしないとですね。

無知が感情と欲望を大きくする

『たいていの人は恐怖や欲望といっった感情がいったいどこへ自分を連れていこうとしているのかほとんど考えもせずに、ただ感情に突き動かされるまま高い給料、昇給、安定した仕事を求めて一生を過ごす』
感情に関するまとめですね。
この恐怖や欲望がお金があったら解決するという幻想、実際はお金があっても解決しないものです。
根本原因を考えもせずにただ感情に反応していると陥る罠と書いてます。
その恐怖や欲望をコントロールするために、「お金の知識が必要」と書かれています。
これは私自身の個人的意見ですが、本の趣旨を説明する序文として急にお金の話になったなと思ってしまいました。
ただ、中身には納得。お金について学ぶことは決して無駄ではないと思います。
この第一の教えの

『お金持ちはお金のために働かない』

というのが「お金を働かせる」と解釈されてしまうのはこの序章の最後のストーリー、子供が自分たちでビジネスを起こすところがあるからなのではないかと思っています。
自分の中ではまぁ、頭を使ってお金を働かせる方法を考えるといったことも大事だと思うのですが、ここではむしろ感情のコントロールに焦点が当てられている章ではないかと感じました。
例文もたくさん出ているので是非是非、原文(翻訳?)を読んでみてください。

読後の感想–その2[金持ち父さん貧乏父さん]
読後の感想–その3[金持ち父さん貧乏父さん]
読後の感想–その4[金持ち父さん貧乏父さん]
読後の感想–その5[金持ち父さん貧乏父さん]
読後の感想–その6[金持ち父さん貧乏父さん]